謎#2 ~ABの言葉~
ナゾシロの謎を解くカギは「調べる」こと。
手がかりに何か隠された意味がないか検索してみましょう。
解説
問題を見ると漢字と3文字のアルファベットがそれぞれ対応関係を持っているようです。
まずは漢字の持つ意味から考えてみましょう。
「埃」 「越」 「星」 「仏」 「独」 「尼」…。
この並びを見ただけでピンときた方は漢字博士ですね!
この中だと「仏」 「独」あたりが一番気づきやすいかと思います。
試しに「埃」という漢字単体について検索してみましょう。
どうやら「埃」には「エジプト(埃及)」という国名の略称としての意味があるようです。
実は「仏」がフランスを、「独」がドイツを表しているように、
一部の国にはその国を漢字一文字で表す表記が存在しています。
他の漢字も調べてみると…全て対応する国が存在しているはずです!
今回の漢字と対応する国は以下の通り。(カッコ内はフルの漢字表記)
埃 ・・・ エジプト(埃及)
越 ・・・ ベトナム(越南)
星 ・・・ シンガポール(星加坡)1
仏 ・・・ フランス(仏蘭西)
独 ・・・ ドイツ(独逸)
尼 ・・・ インドネシア(印度尼西亜)
では後半戦、アルファベットの意味を考えてみましょう。
エジプトと対応しているのは「EGP」…。これも国名の略でしょうか?
でも国名の略だとしたらフランスとドイツが同じになってるし、Eから始まってるのも変…。
ん…?「フランスとドイツが同じ」…?「Eから始まってる」…?
試しに「エジプト EGP」で検索してみましょう。
するとエジプトの通貨エジプトポンドについての記事が多く出てきたと思います!
つまり、右側のアルファベットは各国の通貨を表していたんです!
世界中の通貨は ISO 4217 という国際規格で全てアルファベット三文字の通貨コードが決められています。
今回の国の通貨コードは以下の通り。
エジプト(埃)・・・ EGP(エジプトポンド)
ベトナム(越)・・・ VND(ベトナムドン)
シンガポール(星)・・・ SGD(シンガポールドル)
フランス(仏)・・・ EUR(ユーロ)
ドイツ(独)・・・ EUR(ユーロ)
インドネシア(尼)・・・ IDR(インドネシアルピア)
フランスとドイツは共に欧州連合(EU)に属しており、かつ共にユーロを通貨として採用している国のため、同じアルファベットが並んでいたんですね。
通貨コードに合わせて、問題の①〜⑥までを埋めていくと、上のようになります。
今度は逆に通貨コードからAとBに入る国を考えていきましょう。
A の通貨はUSD(アメリカドル)、つまり A はアメリカ。2
B の通貨はINR(インドルピー)、つまり B はインド。
それぞれの国を漢字一文字で表すと A のアメリカは「米」、 B のインドは「印」。
ということは答えは「米印(こめじるし)」…?
しかし、ひらがな4文字というヒントに合致してません。
何か別の答えがありそうです。
ところで米印といえば「※」の記号のこと。
この「※」ってどこかで見ませんでしたか…?
見返すと、問題の上部には「※難問」と書かれていました!
ということで答えは※の言葉、つまり、「なんもん」が答えです!
答え: 「なんもん」