謎#1 ~もっと何が欲しい?~
ナゾシロの謎を解くカギは「調べる」こと。
手がかりに何か隠された意味がないか検索してみましょう。
解説
問題の中に書かれているのは、謎の掛け算二つと謎の「もっと何が欲しい?」という問い…。
とりあえず2つの掛け算を計算してみましょう。
50261 × 348 = 17490828
4177 × 4386 = 18320322
……両方8桁の数字になりました。この段階で数字の持つ意味にピンときた方は凄いです!
問題の中に戻してみるとこんな感じ。
……間に「~」の記号が入ると、これらの数字、あるものを表しているように見えてきませんか?
例えば、最初の4桁はそれぞれ「1749」と「1832」、、、西暦っぽい……?
そう思って見返してみると、17490802、1749 08 02、、1749/08/28、、、!
そう、この8桁の数字は「日付」を表していたんです!
つまり、謎の二つの掛け算は「1749年8月28日 ~ 1832年3月22日」という、ある期間を指していました。
次はこの日付が何を表しているのか、が問題です。
ピンとこない手がかりは調べましょう。
試しに「1749年8月28日 ~ 1832年3月22日」で検索をかけてみると…。
とある人物に関するサイトが多くヒットしたと思います。
その人物の名は「ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ」。
単に「ゲーテ」という呼び名なら聞いたことがあるかもしれません。
ゲーテはドイツを代表する文豪で、小説「若きウェルテルの悩み」や詩劇「ファウスト」など数多くの名作を残し、文学に限らず各分野において多大な影響を与えた人物です。
Wikipediaを見てみると、「1749年8月28日」はゲーテの誕生日に、「1832年3月22日」は命日に一致しています。
つまり問題の日付はゲーテの誕生日から命日まで、すなわちゲーテの人生の期間を表していたんです!
さあ、ここまでくればゴールはあと少しです。
改めて問題を見返してみましょう。
「もっと何が欲しい?」の波線はゲーテの命日の部分に引かれています。
ゲーテが人生の最後に欲しがったものとは何か…。
Wikipediaでゲーテの最期に関する記述を見てみます。
一説によるとゲーテの最期の言葉は「もっと光を!(Mehr Licht!)」だったとされています。1
つまりゲーテが最期の瞬間に”もっと”欲しがった、「ひかり」が答えです!
答え: 「ひかり」
………そういえば問題の画像には下のようなイラストが描かれていましたね。
- ゲーテが本当に「もっと光を(Mehr Licht!)」と言ったかどうかはあくまで伝聞の形でしか伝わっておらず、諸説あるそうです。ただ、今回はそのような逸話が人口に膾炙してるということで謎解き上、使わせてもらっています。 ↩︎